四国ノーミ株式会社

「万が一は起こる」という前提で、防災をデザインする。

四国ノーミは、四国4県を基盤とする防災設備の販売・施工会社である。ひと言に防災と言っても、その構成は建物の規模や条件によってまったく異なったものになる。四国ノーミは大規模な工業プラントから、中小企業のコンパクトな自社ビルまで、多種多様な環境で防災システムを構築してきた。その実績と蓄積されたノウハウが、大きなアドバンテージである。また、設備の施工だけでなくメンテナンスまで請け負うことを重視している。建物内外の変化に合わせて、また消防法の改正に応じて、常に最適な防災システムにアップデートし続けることが重要だからだ。メンテナンスを任された建物に責任を持つ姿勢は、お客さまからの信頼につながっている。
万が一は起こりうるという前提で防災システムをデザインしている四国ノーミ。「自分たちが四国の安全・安心を背負っている」との使命感を持って、今日も四国4県の防災対策を前進させている。

人災も視野に入れて、限りなくリスクの確率を下げるBCP対策。

四国ノーミは、仕事の性質からお客さまの安全管理に関わるデータを預かっている。これは会社の信用そのもので、万が一にも漏えいすることがあれば会社は立ちゆかない。代表取締役の古川氏は「お客さまのデータは我が社の命」と捉えている。会社の命を守るためには、南海トラフ地震などの大規模災害だけでなく、窃取や漏えいなどの人的な災害も考慮しなければならない。当時は自社ビル内のサーバールームでバックアップしていたが、「さらなるセキュリティ強化を」と考えていた。そこで、以前からシステム関係で取引のあった富士フイルムビジネスイノベーションジャパンに相談したところ、データセンターへの移設を提案された。そこで、「なによりもセキュリティを優先」することを条件に検討した結果、選んだのはSTNetのデータセンターPowerico(パワリコ)のコンパクトハウジングサービス。実際に見学して、厳重なセキュリティと災害への備えに納得した上での、文句なしの選定であった。長く防災に関わってきた古川氏は、リスクをゼロにすることはできないと承知している。しかし可能な限り、リスクの確率を下げることこそ「防災」である。Powericoなら、大規模災害への備えと共に、人的な災害対策の課題を解決できる。「お客さまの情報資産を守ることができる環境は付加価値にもなる」と評価する古川氏は、サーバー移設により新たな成長への手応えを感じている。

コストか、セキュリティか。サーバー移設に反対意見が出なかった理由。

今回の移設で古川氏は、コストは考えずにセキュリティを優先してデータセンターを選んだ。一方、その裏側では、サーバー管理者が所属する総務部でコストの比較を行っていたという。コストか性能か、両立の難しい2方向からの検討であったが、まったく問題なくPowericoに決定した。比較の結果、Powericoのコンパクトハウジングサービスはコストパフォーマンス面でも優れていたのである。そして、四国の防災を担う四国ノーミが、四国のデータセンターを活用する。このことも古川氏は快く感じている。かねてより「四国を盛り上げたい」との思いを持っており、四国の企業同士がつながることは、その機運を高めるきっかけのひとつになるからである。企業と企業、人と人とが手を結ぶことで、四国がもっと元気になることを古川氏は願っている。

導入事例
四国ノーミ株式会社様

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