株式会社北四国グラビア印刷

顧客からの信頼性向上と社員の幸福のために

「顧客満足の向上と共に、社会や社員の幸福追求のためにデジタルを積極的に活用したい」そう語るのは、食品パッケージ等の高品質なグラビア印刷を手掛ける㈱北四国グラビア印刷の代表取締役、奥田拓己氏。複雑化する顧客ニーズに対応するため、受注から生産・出荷に至るすべての業務プロセスをカバーできる基幹システムを構築した。「顧客のニーズや生産管理、生産実績を一元的に管理することで、業務効率だけでなく確実性も向上。トレーサビリティ機能にもこだわり、顧客からの信頼性も向上した」と新システムの満足感を口にしたうえで、「顧客からの信頼のもと、社員が物心両面で幸福追求できる、それが私たちの企業理念。デジタル化はその理想に向かうためのツールです」と語る。

信頼性が高くきめ細かいサービスのPowerico（パワリコ）を提案

㈱北四国グラビア印刷の新たなシステム構築を手がけたのは、STNetのパートナー企業である㈱四国日立システムズ。複雑な受注や工程を管理するためには「徹底したカスタマイズ」が重要だった。実績のあるパッケージシステムにオリジナルの機能を丁寧に作り込む、「セミオーダー型」のシステムを開発した。「システム開発はもとより、扱う貴重なデータをいかに保管するか」も課題だったと㈱四国日立システムズの担当者は語る。「四国にはSTNetのデータセンター「Powerico(パワリコ)」があり、機能や信頼性は首都圏のそれと見劣りしない。加えてコンパクトハウジングサービスやSTクラウドサーバーサービスなど、メニューが豊富なので利用しやすい」と語る。クライアントのニーズを分析し、最適化を図るためには、STNetのデータセンター「Powerico(パワリコ)」が必要であると判断し、提案に至った。

デジタル化で競争力を高め、全国での存在感を拡大

「デジタル化を推進したことで、四国にいながらにして全国における当社の競争力は格段に高まった」と、奥田氏はデジタル化の成果を強調したうえで、「これからの製造業は、モノづくりだけに頼っていてはダメ。お客さまの先で起こっていることを察知し、顧客支援サービスやアフターサービスにも注力すべき。そのためのデジタル化をさらに推進したい」と語る。一方、「膨大で貴重なデータを一元管理するため、セキュリティや災害対応への意識を高めている。強靭なデータセンターは欠かせない」とも語った。㈱北四国グラビア印刷は明確なゴールを見据え、大胆なデジタル化を推し進めている。