情報システム本部
ビジネスソリューション部長
宮﨑 陽介
Yousuke Miyazaki
1996年入社
1996 研究開発室 能力開発課
   
  もともとプログラミングが好きで「これを仕事にしよう」と考えていました。大学4年生の時に地元の香川県で自分の希望に合う会社を探していたときにSTNetを見つけて応募しました。
就職活動を始めたのが遅かったため、会社説明会は既に終わっていたようなのですが、当時情報処理技術者資格をいくつか取得していたので、電話で採用試験を受けたい旨を粘り強く伝えたところ、「同様の方が他にも何名かいらっしゃるので・・・」ということで、追加枠で会社説明会と採用試験を開催してもらったのを覚えています。ですので、この時の人事部門の方の配慮が無ければ、私はSTNetに入社していなかったですね。
   
1996-1997 業務システム部 人労・総務システム課
   
  入社直後は、親会社である四国電力の「電柱敷地管理システム」や「用地取得管理システム」など、電力会社特有の総務系業務システムの運用・保守に携わりました。
ところがこれらのシステムは大型のメインフレーム(ホストコンピューター)上で稼働するもので、当時の私はあまり馴染めず「なんだか、思ってたのと違う」という感覚が強く、仕事そのものをあまり楽しいと感じることが少なかったように思います。
しかしながら、当時の上司や先輩たちはそんな私に対して、寛大に暖かく接してくれました。これは今思い返してみても、とてもありがたかったです。
   
1998-2002 四国電力へ出向
   
  その後、四国電力に出向し、電力線搬送や組込みサーバを利用した遠隔監視制御技術(今で言うIoT)のプロジェクトに参画することになりました。
四国総合研究所、四国計測などのグループ会社から集まった経験豊かな先輩技術者の方たちと一緒に、当時まだ発表間もないJava言語を使った監視制御のためのアプリケーション開発に没頭していました。オブジェクト指向や組込みサーバ向けのアプリケーション開発を学んだり、Webシステムの開発にチャレンジしたり、とにかく自分の技術的なスキルを伸ばすことが楽しくて仕方がない時期でした。
   
2003-2004 情報システム本部 システム開発部 システム開発第2チーム
   
  20代の終わりにSTNetに戻ってきました。配属されたのはシステム開発部で、ここでは一般のお客さまや自治体向けのシステム開発をおこなっていました。
いくつかの製造業のお客様のシステム開発プロジェクトを担当していましたが、出向時代に培った技術スキルを社内の業務に役立てようと、Javaの研修講師をしたり、社内の開発標準をまとめたりといったことにも取り組みました。
この頃になると技術だけではなく、お客さまとのコミュニケーションや、資料の作り方といった、ヒューマンスキル、ビジネススキルも含め、バランスよくスキルを伸ばしてしていきたいと考えるようになりました。
   
 
   
2013-2014 情報システム本部 システム開発部 システム開発第5チーム チームリーダー昇進
   
  30代後半にチームリーダーに任命され、初めて部下ができました。
それまでは自分の能力やスキルをどう伸ばすか、それによって会社にどうやって貢献するか、ということに意識が向いていたのですが、一緒に仕事をする若い人たちの成長を見ていると、「自分一人の成果」ではなく「チーム、組織としての成果」の方が会社にとってより価値が高いということに、改めて気づきました。彼らの成長を助け、見守る、ということに対しての楽しさを実感するようになりましたね。
ちょうど私の子供も小学校に入学するくらいの年頃で、公私共に「若い人の成長」に目を向ける時期だったのかもしれません。
   
 
   
2015 情報システム本部 首都圏システム部 ITソリューション第2チーム
   
  40代に入り、初めて東京への転勤を経験しました。
東京でも一般の企業様向けのシステム開発や提案をおこなっていましたが、四国に比べてお客さまも多い分、ライバル会社もたくさん居るし、仕事のスピード感がものすごく早くて、最初の1年は慣れるのに苦労しました。
そうした環境の中、STNet一社だけではこなせないような大型プロジェクトや大手企業様への提案を、他のITベンダーさまやパートナー企業さまと一緒に協力して提案したり、受注したプロジェクトをお客さまと一緒に進めていくなど、「会社の枠を超えて協力しながら、大きな成果を挙げること」の達成感や楽しさを学びました。
   
 
   
2022 情報システム本部 ビジネスソリューション部 部長昇進
   
 
   
今後の目標
STNetをもっと競争力のある、より良い会社にしてきたいです。
そのためにも自分たちに無い技術や能力を持っている他のITベンダーさま、パートナー企業さまとの協力関係も深めていきたいと思っていますし、経験のない新しい分野にもどんどんチャレンジしていきたいですね。
そうすることで社内のメンバーにとっても良い刺激になり、さらなる成長の動機づけになるのでは、と考えています。
学生へのメッセージ
就職活動、おつかれさまです。
現在の複雑な社会情勢の中、自分に合った会社を見定めるのはなかなか大変だし、悩むこともたくさんあるのではないかと思います。
もしかすると入社後に「なんだか、思ってたのと違う」と感じることもあるかもしれません。
私の経験からお話しすると、仕事の中での「楽しさ」というのは、実はものすごくたくさんあって、自分自身が成長していく過程で次々に発見できるものだと思います。
若いときから好奇心や探求心、物事を深く見つめる感性を大切に育んで磨いていくことが「楽しく会社人生を過ごす」ためのコツなのかなと思います。