IaaSとは?クラウド導入に欠かせない
IaaSの概要、PaaSやSaaSとの違いを解説

FOR BUSINESS

課題解決のためのノウハウ

現代のビジネスにおいて、クラウドサービスの利用は必須です。クラウドサービスは、IaaS(Infrastructure as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、SaaS(Software as a Service)などの種類があり、多くの企業によって活用されています。
本記事では、クラウドサービスのひとつであるIaaSについて、その基本概念から選択方法、導入のメリットとデメリット、そして具体的な導入事例までわかりやすく説明します。IaaSの導入を検討しているものの、どのように活用すればよいのか、ほかのクラウドサービスとの違いは何なのかなどの疑問を持つ方は少なくありません。そのような方々の疑問を解消し、より効果的なクラウドサービスの導入を実現するための情報を提供します。
クラウドについて、詳しくは下記の記事をご覧ください。

IaaSの選び方については、以下のダウンロード資料もご覧ください。
クラウドの種類やSaaS、PaaS、IaaS、オンプレミスなども分かりやすく紹介しています。

IaaSの基本概念とその活用

まずはIaaSとはどのようなものなのか、概要とメリット・デメリットを見たうえで、具体的な機能や企業においての利用シーンについて解説します。

IaaSとは何か

IaaSとはInfrastructure as a Serviceの略称で、「サービスとしてのインフラ」という意味を持ち、仮想サーバーやネットワークなどのインフラをネットワーク上で提供するものです。従来、社内でシステムを構築するには、自社でサーバーやメモリ、ストレージなどを購入し、運用やメンテナンスを行う必要がありました。しかしIaaSの登場により、自社の用途に合わせて、クラウド上で提供されているものを必要なときに必要なだけ自由に組み合わせて使えるようになってきています。
クラウドサービスの利用形態は、一般ユーザーに近いものから「アプリケーション」「ミドルウェア」「OS」「仮想基盤ソフトウェア」「ハードウェア」と、5層の階層構造になっています。IaaSは仮想基盤ソフトウェアも含むハードウェアの部分に分類され、仮想サーバーやネットワークなどのインフラをネットワーク上で提供します。
通常、仮想基盤ソフトウェアは事業者側で設定されており、OSについてもライセンスとインストールが提供されていますが、バージョンアップやパッチ適用はユーザー側の管理範囲です。
代表的な仮想マシンサービスは、「Amazon Web Services (AWS) EC2」「Microsoft Azure Virtual Machines」「Google Cloud Platform Compute Engine」などです。

IaaSのメリット

IaaSを導入することで得られる主なメリットは次のとおりです。

インフラコストの削減

自社でサーバーやメモリ、ストレージなどの導入、管理をするコストや手間がかからなくなるため、導入・運用コストを抑えられます。

柔軟性とスケーラビリティ

繁忙期や閑散期、サービス拡張時などに、利用する機能の増減を自由に行えるスケーラビリティの高さがあり、状況に応じた柔軟な運用が可能です。

更新の手間の省略

ハードウェアの保守切れの心配もなく、仮想基盤ソフトウェアについても常に最新のバージョンが提供されるため、自社でバージョンアップを行う必要がありません。

環境構築の自由度

ネットワークやサーバー、ストレージ機能だけを利用する形態のため、OS、ミドルウェアやアプリケーションを自由に選択し、環境を構築することが可能です。

BCP対策につながる

IaaS環境を構築しているサーバー本体は、基本的にはデータセンターに設置されています。データセンターは災害に強い構造となっているため、万が一の際のシステム停止リスクの最小化が可能です。BCP対策としても有用と言えるでしょう。
BCP対策について、詳しくは下記の記事をご覧ください。

IaaSのデメリット

多くのメリットを持つIaaSですが、少なからずデメリットも存在します。具体的には次のとおりです。

開発環境構築の知識の必要性

IaaSは自由度が高い分、開発環境構築の知識が不足している場合は、導入から構築までの手間がかかります。例えば、ネットワーク、OS、ミドルウェア、アプリケーションの各種設定、それらを組み合わせた相性やOSのバージョンアップ、パッチ適用などの脆弱性対策といった専門知識を有する人材が社内にいない場合は、思いどおりのシステム構築は難しいでしょう。

ネットワーク接続への依存

インターネット接続でIaaS基盤を利用する場合、インターネット接続が不安定、または利用できない状況では、IaaSへアクセスすることや、その機能をフルに活用することが困難となる可能性があります。

コンプライアンスやデータのプライバシーに関する課題

特定の産業規制や法規制、省令などに従う必要がある場合、クラウドサービスの提供元がその要件を満たしているかについて、確認しなくてはなりません。

IaaSの具体的な機能と利用シーン

IaaSの具体的な機能や主な利用シーンは次のとおりです。

IaaSの具体的な機能

コンピューティングサービス、ストレージサービス、ネットワークサービス、仮想化サービス、バックアップサービス、災害復旧サービスなどがIaaSの具体的な機能です。

IaaSの主な利用シーン

主な活用シーンとしては、Webサイトやアプリケーションのホスト、データベースの管理、バックアップや復旧、アプリやゲームなどの開発テストなどが挙げられます。ただしこれらは一例であり、IaaSはその柔軟性とスケーラビリティにより、さまざまなシーンでの利用が可能です。

クラウドサービスの種類:IaaS, PaaS, SaaS

IaaS以外の主なクラウドサービスとして挙げられるのは、PaaSやSaaSなどです。ここではそれぞれのサービスの概要やIaaSとの違いについて解説します。

PaaSとは何か

PaaSとは「Platform as a Service」の略称で、前述した5つの階層のうち「ミドルウェア」「OS」「仮想基盤ソフトウェア」「ハードウェア」の4つを提供するクラウドサービスです。主にアプリケーション開発に活用されるサービスで、迅速に開発が行えるメリットがあります。
代表的なサービスは、例えばWebアプリケーションやサービスをデプロイしたりスケーリングしたりするサービスとしては、「Amazon Web Services (AWS) Elastic Beanstalk」「Amazon Web Services (AWS) Aurora」のほか、「Microsoft Azure App Service」「Google Cloud Platform App Engine」などがあります。
なお、PaaSは原則として、処理するリクエストがあるたびにアプリケーションが起動されるのに対して、例えばプログラムソースの実行環境である「Amazon Web Services (AWS) Lambda」のような広義のPaaSの一形態であるFaaS(Function as a Services)サービスの場合は、イベント処理があるたびに反応する点に違いがあり、より大規模で処理量が増減するようなケースに向きます。

SaaSとは何か

SaaSとは「Software as a Service」の略称で、「アプリケーション」「ミドルウェア」「OS」「仮想基盤ソフトウェア」「ハードウェア」と5つの階層すべてを提供するクラウドサービスです。
SaaSは、一般ユーザーが活用するサービスで、代表的なものとしては、GmailやiCloudメールのようなWebメール、ChatworkやLINE WORKSのようなビジネスチャット、ZoomやMicrosoft TeamsのようなWeb会議ツールなどが挙げられます。

IaaS, PaaS, SaaSの比較

IaaS、PaaS、SaaSそれぞれの主な違いは次のとおりです。

IaaS PaaS SaaS
自由度の高さ ネットワークやサーバー、ストレージ機能だけを利用する形態のため、環境開発の自由度が高い IaaSほど自由度が高くない分、開発環境の構築が短時間ですむため、迅速に開発を開始できる アプリケーションをサービスとして提供するため、ユーザーは自らアプリケーションをインストール・運用する必要がないが、自由度は最も低い
導入の難しさ 専門的な知識やスキルが必要になるため、導入が難しい IaaSほどではないが、ある程度は専門的な知識やスキルが必要になる インターネットにつながる環境があれば、簡単に導入が可能
セキュリティの高さ 利用者自らがセキュリティ対策を行うことが必要 IaaSよりもセキュリティが高いが、ある程度は自身で対策が必要 基本的に自身で対策を行う必要はない
主な利用用途 インフラの提供と管理 アプリケーションの開発と実行環境の提供 ソフトウェアアプリケーションの提供と運用
課金の単位 仮想マシン、ストレージ、ネットワーキングなどのリソース利用単位 アプリケーション実行時間、ストレージなどのリソース利用単位 ユーザーごと、アクティブユーザー数、機能ごとなどの利用単位

また、関連情報としてオンプレミスとクラウドに関する詳しい情報を下記の記事で紹介しておりますので、合わせてご覧ください。

PaaSやSaaSではなくIaaSが向くケース

例えば、オンプレミスからクラウドへのシフト&リフトを行う際に、PaaSなどで利用されるサーバーレスアーキテクチャまでの導入に対して移行ハードルが高いケースでは、IaaSが向くと考えられます。ミドルウェアや各種機能が既存システムとフィットしないケースでも、IaaSの方が向いていると言えるでしょう。
また、独自のプラットフォームやサービスを提供するPaaSやSaaSプロバイダーでは、特定のプロバイダーに依存するベンダーロックインのリスクが生じる場合があります。しかし、IaaSは汎用的であるため、ベンダーロックインのリスク軽減が可能です。
ほかにも、セキュリティやコンプライアンス要件を満たすためにカスタマイズされたセキュリティ対策やネットワーキングが必要な場合や、ビッグデータ分析が必要な場合にもIaaSが向いています。

IaaSの導入効果と成功事例

IaaSの導入により、企業にはどのような効果が期待できるのでしょう。ここでは、IaaSが解決する企業の課題と、IaaS利用企業の成功事例を紹介します。

IaaSが解決する企業の課題

企業が抱える主な課題を挙げたうえで、IaaSがどうやって解決するのかについて解説します。

1.拡張性に関する課題

繁忙期と閑散期がはっきりしているビジネスを行っている企業では、繁忙期はインフラの拡張が必要です。しかし、閑散期になると不要となるため、社内にサーバーを設置すると無駄が多くなってしまうといった課題があります。また、借用オフィスの場合は、多くの賃料や電気代、空調代を要するのも大きな課題です。
IaaSを導入すれば、顧客の需要に応じてインフラの拡張または縮小が可能となります。これにより、企業は無駄を削減しつつ、需要の急増に対応でき、売り逃しも低減できるでしょう。その結果、コスト効率も最適化されます。

2.柔軟性に関する課題

オンプレミスの場合、インフラを自社で調達・運用するため、システムの変更を行う際に多くの時間と労力が必要となります。また、システムの構成を自由に変更するのも困難です。そのため、システムのパフォーマンス低下、障害の発生といったリスクがあります。
IaaSは、システムを特定のアプリケーションやサービスに最適化するためにさまざまな機能が提供されているため、高い柔軟性があり、最適な運用が可能です。

3.BCPに関する課題

データをすべて社内で保管・管理した場合、万が一、自然災害や外部からの窃盗・破壊などの物理的な攻撃に遭った際、通常業務に復旧するまでに多大な手間と時間を要するといった課題があります。
IaaSはオフィスの場所とは異なるデータセンターで管理されるため、自然災害や外部からの侵入による物理的な攻撃に対するリスクの相対的な低減が可能です。

4.財務に関する課題

IT機器や仮想基盤ソフトウェアを社内や団体内で保有する場合、資産登録やその償却を行う必要があり、財務部門の手間や負担が生じます。
IaaSを導入すれば、自社で資産を保有する必要がなくなるため、「持たざる経営」の実現が可能です。

IaaS利用企業の成功事例

ここで、STクラウド サーバーサービス[FLEXタイプ]を導入したオーセンス・ジャパン株式会社(以下同社)の事例を紹介します。
台湾のITスタートアップ光禾感知科技(オーセンス)の日本法人である同社は、AR、VRなどで注目されているコンピューター・ビジョンの最新鋭技術に強みを持った、AIとコンピューター・ビジョンの研究開発企業です。
同社が日本でビジネスを展開していくうえで判明した大きな課題は、台湾で利用していたグローバル大手IT企業が提供するIaaSサービスを日本で使用すると、時折処理が止まってしまうことでした。
そこで、サーバー環境を自社に合わせカスタマイズできる、ネットワークが強靭(きょうじん)で回線が安定している、保守運用体制の強さ、といった点を重視した新たなクラウドサーバーを導入することにしました。なお、サービス選択の最終的な決め手となったのは、コミュニケーションの円滑さです。問い合わせへの対応や提案内容などから安心感、信頼感がしっかりと得られたことで、STクラウド サーバーサービス[FLEXタイプ]の導入を決定しました。
導入後は、サーバーが止まってしまうトラブルもほぼなくなり、安定した稼働を実現しています。
上記導入事例の詳細については、「事例ダウンロード申込ページ」からご確認ください。

IaaSサービス選択のためのガイドライン

クラウドサービスは多種多様であり、自社のニーズを理解したうえで最も適したものを選択することが重要です。ここでは、IaaSを選択する際のポイントを解説します。

IaaS選択のための主要な要素

1.料金体系

クラウドサービスでは使った分だけ支払う従量課金制が一般的ですが、定額制も存在します。企業の利用状況や予算計画に応じて、適切な料金体系を選ぶことが重要です。
従量課金制は、使用量が不確実な場合や利用のピークとオフピークが大きく変動する場合に適しています。一方、定額制は、使用量が安定していて毎月の支払いを予想しやすい状況である場合に適しています。

2.スケーラビリティ(拡張性)

クラウドサービスは拡張性の高さが大きなメリットではありますが、サービスにより拡張性にも幅があります。例えば、同時に起動できるサーバーの台数や利用できるストレージの容量に、上限が設けられているケースは少なくありません。そのため、将来的なシステム規模を想定したうえで、どの程度までの拡張性があるのかについても必ずチェックしましょう。

3.サポート体制

トラブル発生時の対応時間、専門技術員によるサポートの有無など、サポート体制の確認も必須です。万が一の際にどれだけ迅速に対応できるかは、クラウドサービス選択の重要なポイントとなります。
また、サポートの可用性(曜日や時間帯によるサポートの有無など)も重要なポイントです。
過去に大規模な障害を起こしているクラウドサービスの場合には、障害の通知がどのようになされ、どのように復旧したか、その際にユーザー側がどのようなことを行ったのかを調べておくことも必要です。
例えば、クラウドサービスの障害通知が掲示板等での通知のみの場合、事前にシステムに監視機能を組み込みアラート検知時の対応について手順を決めておくことや、障害時の対応についても導入や運用を行うサードパーティのITベンダーと取り決めておくことが必要となります。

IaaS導入に伴う課題とその解決策

これまでオンプレミスでシステム運用していた企業が、さまざまな課題に直面しIaaSの活用を検討する場合、注意しなければならない点があります。それは、IaaSを導入すれば既存の課題がすべて解決するわけではないということです。IaaSの利点を最大限に活用し、かつ潜在的な課題を克服するためには、どのような視点でのアプローチが重要なのか解説します。

1.自社の課題を明確にする

自社の課題を明確にし、課題解決に本当にIaaSの導入が適切なのかどうかを検討しましょう。IaaSのデメリットでも説明したように、IaaSは自由度が高いことから、開発環境の構築には専門知識も必要です。
導入が適切であったとしても、導入・構築のすべてを自社でまかなえるか、専門業者に依頼する必要があるかを事前に考えておかなくてはなりません。コスト低減目的で導入しても、かえって割高になってしまう場合もあり得ます。

2.シェア数だけで判断しない

アメリカの調査会社、Gartnerは2023年7月、2022年の世界のIaaS市場シェアを発表しました。その結果は、Amazonが40.0%、次いでMicrosoftが21.5%と上位2社で全体のほぼ6割を占めています。
この結果から、とりあえずAmazonを選択しておけば間違いはないと考えがちです。しかし、その選択は必ずしも自社の課題解決に最適とは限りません。
シェア数や人気だけで判断するのではなく、自社の課題解決にはどのような機能が必要であり、その機能を最も簡単に活用できるのはどのIaaSかという観点での選択が重要です。

3.セキュリティ

クラウドサービスはセキュリティに不安が残ると考える人も少なくありません。しかし、多くのクラウドサービスは、インターネットの出入口に対するIDS(Intrusion Detection System・侵入検知システム)、IPS(Intrusion Prevention System・侵入防止システム)の機能提供や、データの保護を行い、セキュリティ対策のプロが対応しているケースも多いので、自社サーバーで管理するよりも安全である可能性は高いと言えます。
ただし、IaaSは自社での運用が基本です。クラウド事業者だけにセキュリティ対策を委ねてしまえば、リスクは増大します。対策を怠れば大量の通信を送り付けて正常な動作を妨害するDDoS(Distributed Denial of Service)攻撃や、入力フォームに特殊な文字列を入力しデータを不正に取得したり改ざんしたりするSQLインジェクションなど、サーバーに対する攻撃を受けかねません。
もちろん、クラウド事業者によりセキュリティ要件は異なるため、契約の段階でしっかりと確認することをおすすめします。

IaaSとSTクラウド サーバーサービス[FLEXタイプ]

IaaSを導入する際には、これまで解説してきたポイントが押さえられているかどうかが重要となりますが、その観点からおすすめしたいのが、STNetのSTクラウド サーバーサービス[FLEXタイプ]です。
ここでは、IaaSの導入に際し、STクラウド サーバーサービス[FLEXタイプ]の特長から、導入によってどのようなメリットが得られるのかまで解説します。

STクラウド サーバーサービス[FLEXタイプ]の特長と強み

ファストスタート

申し込みをしてユーザーIDを発行すれば、あとはログインするだけで、細かい設定の煩わしさもなく、すぐにサーバー構築が可能です。

強力な「FLEX GUI」

通常、ネットワーク構成やサーバー構成の設計・作成をするには、構成図の用意が必要となりますが、STクラウド サーバーサービス[FLEXタイプ]では、特許取得済みのクラウド構築ツール「FLEX GUI」によって、ネットワークのサーバーサービス構成、サーバーの設置などをWeb画面から直感的な操作で作成することができるため、構成図は不要です。

最適なネットワーク環境

従来のパブリッククラウドの問題点であるネットワーク構成上のさまざまな制限はありません。オンプレミスでの物理ファイアウォールやロードバランサ、サーバーなどの構築と同じ構成で、FLEXの仮想環境上にネットワーク環境を構築できます。

安心の料金体系

CPU、メモリ、ディスク、オプションを選択し、月額料金が決まれば、それ以上の従量課金は発生しない定額制です。また、通信事業者でもあるSTNetが提供し、高速バックボーンに直結するインターネット回線(10Gbps共用回線×2)はクラウド利用料に含まれており、追加料金なしで使い放題です。さらに、請求書払いが可能な日本円決済のため、為替の変動を受けません。

LGWAN(総合行政ネットワーク)と接続可能

自治体向け閉域環境であるLGWANと接続可能です。そのため、自治体向けにアプリケーションを提供したい事業者さまに多く利用されています。LGWANを管轄するJ-LIS(地方公共団体情報システム機構)への各種申請もサポートいたします。

24時間365日サポート

STNetは、通信事業・データセンター事業・情報システム開発を1社体制で行っているため、多様なお問い合せに対応が可能です。また、24時間365日体制(※)でお客さまをサポートしており、お客様を待たせることなく迅速に対応いたします。
※対応時間は、当社営業時間内になる場合もございます。

STクラウド サーバーサービス[FLEXタイプ]が提供する高度なセキュリティと柔軟性

最新鋭データセンターでの運用

STクラウド サーバーサービス[FLEXタイプ]は、高信頼のネットワーク環境、高度なセキュリティ、安定した電力供給、地震に強い基礎免震構造を実現した最高水準のJDCC(日本データセンター協会)ティア4に準拠し、FISC(金融情報システムセンター)の証明も取得したSTNetの最新鋭データセンター「Powerico(パワリコ)」で運用しています。
また「Powerico」は、同一データセンター内で持ち込み機器を運用するハウジングサービスやコロケーションサービスとクラウド環境を、構内で光ファイバー回線を使用して接続することが可能です。そのため、既存環境を有効活用しながら、ITライフサイクルに合わせて段階的なクラウド移行が行えます。さらに、ハウジングサービスやコロケーションでお預かりする持ち込み機器とクラウドの間は構内接続ができるため、レイテンシ(遅延)対策やセキュリティ対策が不要です。その結果、完全なプライベート環境が実現でき、手軽にハイブリッドクラウド環境の構築が行えます。

STクラウド サーバーサービス[FLEXタイプ]によるIaaSの実現とその効果

例えば、クラウドサービス基盤として効率的なサービス展開が可能な機能を持つIaaS環境をお探しの場合、重要となるのは複製の容易さと管理のしやすさです。STクラウド サーバーサービス[FLEXタイプ]であれば、仮想環境のリソース増減に対応しているうえ、仮想環境の複製が簡単にできるオプションが用意されています。専用のGUI「FLEX GUI」により、顧客ごとのリソース使用状況の管理も可能です。
また、閉域網やセキュアなSSL通信網を使用してサービス基盤ネットワークを安価に構築したい場合でも、高いパフォーマンスを発揮します。キャリアフリーにより自由な接続が可能なうえ、通信事業者でもあるSTNetだからできる強固なバックボーン構成と運用により、安価かつ効率的な構築が可能です。

IaaSは充実したサポート体制と万全なセキュリティ対策が行われているサービスがおすすめ

アプリケーション開発の効率化、コスト低減を実現するIaaSは、いまや多くの企業が活用しています。ただし、これからIaaSの導入を検討している場合、人気が高いからといった観点だけでサービスを選択すると、導入が失敗してしまうリスクがあることは否めません。
選択のポイントは、自社の課題解決に最適な機能を備えていることです。また、充実したサポート体制が敷かれているか、万全なセキュリティ対策が行われているかについてもしっかりと確認しましょう。
STNetが提供する、STクラウド サーバーサービス[FLEXタイプ]は、簡単で自由な設計が可能なうえ、充実したサポート、多様なメニューを用意したIaaSです。
西日本最大級で国内最高水準のデータセンター「Powerico」で運用しているため、地震や台風などの災害対策も万全です。これからIaaS導入を検討するという際は、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事で紹介しているサービス

STクラウド サーバーサービス[FLEXタイプ]

一般的なパブリッククラウドサービスの手軽さに加え、サーバー基盤構築に重要な「安心感」と「自由度」を兼ね備えた新しいクラウドサービスです。

Powerico(パワリコ)

自然災害リスクの低い安全な立地と高信頼のファシリティ、多様な運用サービスで、お客さまのサーバーを安全に保管・運用します。