導入事例
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高知県教育委員会

全国初!小・中・高校一貫の「統合型校務支援システム」導入で選ばれたのは、災害に強くセキュリティも万全なクラウド環境

教育長伊藤 博明 氏

教育長 伊藤 博明 氏

Before

  • 生徒の学習状況や健康、進路状況等に関するデータを県と市町村が別々に管理していた。
  • 教育の地域間格差と煩雑な校務の管理が課題だった。

After

  • 「STクラウド サーバーサービス」を利用し、煩雑な校務を、小・中・高校一貫して管理することで、校務の省力化や個別課題の見える化が実現した。
  • 中山間地域への遠隔授業の配信など、教育の地域間格差の改善が進行中である。

教員の意識・働き方を変えることで、教育の質を向上

学力向上やいじめ、不登校対策など、多くの課題を抱える教育界において、新しい施策を次々と打ち出している高知県教育委員会。「まずは原因を分析・見える化し、具体的な対策に落とし込むことが重要、そして早期の初動につなげる」ことの重要性を説くのは高知県教育委員会教育長の伊藤博明氏。さらに、教員の働き方改革を実現し「子どもたちと向き合う時間を拡大」することで教育の質の向上につながると言う。そのために、教員の意識改革や前例主義を改革するとともに、『積極的なデジタル化』を推進することで、教員の働き方改革を早期に実現しようとしている。すでに、中山間地域への遠隔授業の配信などは稼働しており、教育の地域間格差の改善に実績が見え始めているという。

専門性の高いアプリケーションを
信頼性の高いSTクラウドサービスで運用

多様な取り組みの中でも注目されるのが、2020年4月より開始した全国初の「統合型校務支援システム」。「煩雑な校務を、小・中・高校一貫して管理することで、効率化を図るシステムです。県と市町村が別々に管理していた生徒の情報、例えば学習状況や健康、進路状況等に関するデータを連携管理することで、校務の省力化や個別課題の見える化が実現します。教員の間からも好評を得ており、今後教育の質の向上に寄与すると考えています」と、その効果について伊藤氏は語る。「統合型校務支援システム」は、教育に関する知見の深い㈱システムディが開発した校務支援サービス「スクールエンジン」を、サーバやネットワークは安全性・安定性の高い㈱STNetの「STクラウドサービス」を利用している。対災害性に優れ、セキュリティーも万全なプライベートクラウド環境を前提としたインフラ基盤の整備から運用まで、トータルにSTNetが担う。
「地方自治体にとって、利用するソフトやネットワークが信頼できることが大事。多くの実績と真摯で誠実な取り組みが採用の要因です。」と伊藤氏は語る。

先進のデジタル技術を、教育改革や行政改革につなげる

「現在は新たな学習支援プラットフォームの稼働に向けて動き始めています。高速通信や端末配付などの環境整備が実現し、その有効な活用を目的としたプラットフォームです。生徒たちにとっては、自己分析が容易になり、自分に合った学習が可能になる。教員にとっては生徒の個性や理解度に合わせた学びを提供できる。デジタル技術をより効果的に活かすかが、知恵の絞りどころとなるでしょう」と現在の動きを語ったうえで、「これからの教育にとって、ITやIoT、AIなど先進デジタル技術の導入は必要不可欠だと考えます」と。
また「行政を革新するためには官民の協力や連携は欠かせない。行政側の知見だけでは気付かないことも多く、民間が持つ技術や発想を取り入れるべきです。その際に大切なことは『なぜこの企業と連携し、このシステムやサービス採用したのか』を、明快に県民に説明することが重要です」と語ったうえで、「STNetさんは、強靭で信頼性の高いデータセンターを持ち、社員さんはとにかくまじめで誠実」と評価が高い。「今後も新たな発想や技術を私たちと共に考え、フレッシュな発想で提案して欲しい」と一層の期待を込めていた。

※記載されている内容、部署名、役職名は取材当時のものであり、一部現状とは異なることがありますが、ご了承ください。

高知県教育委員会様

課題 働き方改善
業種 教育・医療・福祉

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