ビジネス基盤の提供

STNetのデータセンターであるPowericoは、各企業さまや消費者のみなさまを繋ぐビジネス基盤の役割を担っています。

●ビジネスの基盤となるデータセンター

Powericoは、最新鋭の設備を整備しており、Powericoをビジネスの基盤として活用されるお客さまが増えています。Powericoは、企業や公共団体などのお客さまが直面する課題を解決するだけでなく、さらなる価値を提供するパートナーとなり、社会全体の発展に貢献する力を持っています。

●幅広い業種のお客さまとのパートナーシップ形成

Powericoの特徴のひとつが、ご利用いただいているお客さまの業種の多さです。業種ごとに異なる課題を把握し、柔軟に対応できるソリューション力をもつSTNetは、様々なお客さまとパートナーシップを築いています。



事業継続を可能にする強靭性

Powericoは日本データセンター協会(JDCC)が定める評価基準「データセンターファシリティスタンダード」の最高水準「ティア4」に準拠しています。耐災害性に優れた堅牢な建物や冗長化した電源供給設備などにより、予測困難な自然災害に対する強靭性・適応力を有し、災害時のリスクを低減し、持続可能な社会の発展に貢献しています。

●自然災害のリスクが低い立地

Powericoのある香川県は、地震や津波、液状化、火山噴火、豪雪など、あらゆる自然災害リスクの低い安全な地域です。Powericoを利用していただくことで、より安全・安心にお客さまの事業活動を行うことが可能です。

●地震の揺れを軽減する基礎免震構造

高積層ゴム、弾性すべり支承(N棟のみ)、オイルダンパーを組み合わせた基礎免震構造を採用しています。これらの免振装置を組み合わせることにより、震度7クラスの大規模地震発生時でもサーバー階での水平応答加速度を200gal以下まで低減し、システムの継続使用を可能にします。

●安定した電源供給力

基幹送電網と直結する異なる変電所から本線・予備線の2系統受電により、冗長性のある電力供給ルートを確保しています。またN+2構成のUPS(無停電電源装置)、無給油でも72時間連続運転可能なN+1構成の非常用自家発電設備を備えており、耐災害性に優れた設計となっています。

●高信頼のネットワーク環境

災害やトラブルに備え、異なる通信局舎から異経路による引込みを行うとともに、データセンター構内においても異なる配管による通信ルートを確保しています。また、電気通信事業者ならではの大容量・高速バックボーンに直接接続しており、お客様のニーズに応じた通信サービスをご提供いたします。



環境保護

Powericoでは、再生可能エネルギー由来の電力の利用による脱炭素化の推進や、外気冷房の利用による省エネルギー化の推進に努めています。

●再生可能エネルギー由来の電力の利用による脱炭素化の推進

Powerico(パワリコ)内で使用する空調や照明等において、二酸化炭素排出が実質ゼロの再生可能エネルギー由来の電力(非化石証書※1の持つ環境価値を活用して、実質的に再生可能エネルギーとみなすことができる電力)を用いております。
2024年4月からは、お客さまのサーバーに供給される電力についても、再生可能エネルギー由来の電力を、希望されるお客さまに対して提供できるようになりました。
これにより、お客さまは、パワリコで使用する電力を100%再生可能エネルギー由来の電力で賄うことが可能となり、パワリコは実質上100%再生可能エネルギー由来の電力対応のデータセンターになります。
この取り組みにより、2022年度の利用実績から算定すると、年間約3,400トン※2の二酸化炭素削減が見込まれます。

※1:非化石証書は、太陽光や風力などの再生可能エネルギー源により発電された電気について、環境価値を分離し、証書化したもの
※2:一般家庭の約1,300世帯分に相当

●外気冷房の利用による省エネルギー化の推進

外気温条件に応じて外気取り入れ量を調整し、サーバー室の温湿度条件に適合した空気としてサーバー室に供給することにより、年間の約63%にあたる約5,500時間を外気のみで冷却しています。(N棟のみ)