研究開発部の設置

新しい技術動向を調査し、実証実験を含む実用化等の検討を行う部署として、研究開発部を2018年に設置しました。AIやIoT、LPWAといった新しい技術をお客さまへ新サービスとして提供することで持続的な社会の発展にも貢献しています。



ローカル5G

ローカル5Gは、各企業などが自らの建物や敷地内で独自に構築できる無線ネットワークで、地域の課題解決や社会インフラを支える技術として注目が高まっています。STNetは、ローカル5Gに関する活用ノウハウや利用技術の獲得を目指して、総務省からローカル5Gの実験試験局免許を取得し、実証実験を進めています。引き続き、実証実験を通じて知見やノウハウを積み重ねるとともに、ローカル5Gと当社クラウド等のICTサービスを組み合わせて提供するなど、お客さまのニーズにお答えできるサービスについて検討してまいります。



水位監視システム

近年、日本各地で集中豪雨や台風などの水害が多発しています。浸水などの被害を未然に防止したり軽減するためには、適切に水位を管理する必要があります。しかし、水害が予想される悪天候の中で、広範囲に点在する河川等を見回ることは、時間がかかる上に危険が伴います。そこで、STNetは、災害への適応力の高いまちづくりを目指し、ため池や排水機場に水位センサーを設置して、刻々と変化する水位をリアルタイムに確認する、水位監視システムの実証実験を行いました。



積層信号灯の状態遷移センサー

以前から多くの工場に設置されいる積層信号灯は、生産ラインの状態を誰にでも直感的に知らせてくれる機器です。STNetは、生産ラインでの問題発生を示す黄色や赤色が点灯した回数や時間を収集・分析して、積層信号灯の状態遷移を「見える化」することが出来れば、生産ラインの改善につながり、生産性向上に資することが出来ると考え、地元の製造業さまの協力のもと、実証実験を行いました。